『とい』総目次
『とい』は基本的にエッセイないし論文集である。
エッセイ・論文以外のものについてはジャンルを【 】内に付記することにする。
I(1981)
発刊にあたって・・・・・・・・・・・・1
目次・・・・・・・・・・・・・・・・・2
読むことと書くこと(一)・・ 松崎一平…3
ちょっと訳詩を試みて
「ふくろねずみじいさんのくせ猫顛末紀」―T・S・エリオット・和田孫博…24
『猫のさうし』と殺生戒・・・・・・・・・・・・・・・・・千葉真也…40
□日々の思索から■
「高等学校」に思うこと・・・・・・・・・・・・・・・・楠瀬健昭…49
百万円玉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・作田朋子…55
過疎と呼ばれる村で・・・・・・・・・・・・・・・・・・樋口治男…57
マックス・ウェーバーの労働組合論
―1905年の社会政策学会討論会における発言から―【翻訳】北野雄士…64
ソとレからなるラプソディ(一)・・・・・・・・・【小説】梅原賢一郎…72
II(1982)
虚構の崩壊・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小畑精和…1
孫引き―如儡子小考―・・・・・・・・・・・・・・・・・・・千葉真也…9
□日々の思索から■
ウェーバーにおける《政治的民主主義》と《自発的組織》・・ 北野雄士…19
「刑罰としての死刑」考・・・・・・・・・・・・・・・・・三野 篤…24
我が灘校生に思うこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・和田孫博…27
ソとレからなるラプソディ(二)・・・・・・・・【小説】・・梅原賢一郎…32
F君・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【詩】・・・松崎一平…37
III(1983)
藤原惺窩の仏教観―その寛容さの意味―・・・・・・・・・・・千葉真也…1
真渕を読むということ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松崎一平…12
□日々の思索から■
「刑罰としての死刑」再考・・・・・・・・・・・・・・・・三野 篤…27
『チャタレイ夫人の恋人』初稿(一)・・・・・・・・・・・ 楠瀬健昭…30
思うこと・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・樋口治男…32
ソとレからなるラプソディ(三)・・・・・・・・・・【小説】・梅原賢一郎…37
追憶、そして今…… ・・・・・・・・・・・・・・・【詩】・松崎一平…44
○本を読む●
米沢嘉博・式城京太郎共著『2B弾・銀玉戦争の日々』・・・・和田孫博…47
D.Beetham,Max Weber and the Theory
ofModern Politics ・・・・北野雄士…49
IV(1984)
ローマ皇帝礼拝の成立・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大西陸子…1
E・M・フォースターの視点―『インドへの道』を中心に―・・・・和田孫博…16
□日々の思索から■
『チャタレイ夫人の恋人』初稿(二)・・・・・・・・・・・・・楠瀬健昭…26
向田邦子『阿修羅のごとく』・・・・・・・・・・・・・・・・・樋口治男…30
ソとレからなるラプソディ(四)・・・・・・【小説】・・梅原賢一郎…34
『不定形』創刊前後―或るちいさな同時代史の試み―・・・松崎一平・・38
銀閣寺・・・・・・・・・・【小説・『不定形』創刊号から】・・野々山春海・52
V(1985)
靭・福島・中央市場(一)―庄野潤三『水の都』と船場―・・・和田孫博・・1
鳶飛魚躍・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・千葉真也・・10
□日々の思索から■
「自動車の時代」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・樋口治男・・21
「刑罰としての死刑」再々考・・・・・・・・・・・・・・・三野 篤・・24
ヘレニズム・ローマ時代の南海貿易―海のシルク・ロード―・・大西陸子・・27
エセ・佐川一政・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小畑精和・・34
ときどきおもうこと・・・・・・・・・・・・・・【詩】・・・松崎一平・・40
ソとレからなるラプソディ(五)・・・・・・・・【小説】・・梅原賢一郎・42
犬養道子『人間の大地』・・・・・・・・・・○本を読む●・・北野雄士・・46
「唖」について、さらに書くことについて
【『不定形』創刊号から】・・藤田そうじ・49
VI(1986)
『チャタレイ夫人の恋人』初稿(三)・・・・・・・・・・・・・・楠瀬健昭・・1
戯れの名称学オノマスティケー―アノミー状況と対峙して―・・・・小畑精和・・11
古学派と朱子学派・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・千葉真也・・18
靭・福島・中央市場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・和田孫博・・26
夜更けの背のび・・・・・・・・・・・・・・・・【詩】・・・・・松崎一平・・32
『とい』総目次(I〜V)―付解題(I〜III)・・・・・・・・・・・千葉真也編・34
VII(1987)
「うひ山ぶみ」の意味―宣長を読むこと―・・・・・・・・・・・・千葉真也・・1
『プラトーン』を観て―オナニスムを越えるために―・・・・・・・小畑精和・・21
・□日々の思索から■
長田弘「川について」と斎藤茂吉「ドナウ源流行」・北野雄士・・25
歩くことに意味・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【詩】・・松崎一平・・28
『不定形』第二号のころ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・和田孫博・・33
『ジャコビニ流星』・・・・・【小説・『不定形』第2号から】・・野々宮春洋・35
VIII(1988)
『チャタレイ夫人の恋人』初稿(四)・・・・・・・・・・・・・・・楠瀬健昭・・1
人を食った「話」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・小畑精和・・7
靭・福島・中央市場(四)―公設市場と中央市場―・・・・・・・・・和田孫博・・17
「宇土多加禮斗呂呂岐弖」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・千葉真也・・21
○本を読む●
御伽草子の世界へ―『御伽草子の精神史』を読んで―・・・・松崎一平・・26
麻雀講座・・・・・・・・・・・・・・・・・【『不定形』から】・・鈴置修一郎・32
IX(1989)
「おじいさんの山」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・樋口治男・・1
『直毘霊』注釈(一)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・千葉真也・・6
抒情詩I・風の歌・・・・・・・・・・・・・・・・・・【詩】・・・松崎一平・・20
靭・福島・中央市場(四)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・和田孫博・・22
自伝について―『自伝の文学』を読む―・・・・・・○本を読む●・・松崎一平・・31
詩ならびに小話・・・・・・・・・・・【『不定形』第二号から】・・樋口治男他・42
X(1990)
『とい』Xのために・・・・・・・・・・・・・・・・・【詩】・・・松崎一平・・1
小浜雑記(一)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・千葉真也・・7
カズオ・イシグロ『日々の名残』・・・・・・・・・○本を読む●・・楠瀬健昭・・16
前登志夫の死者をむぐって・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・櫟原 聰・・24
若者よ、君はもう男になったか?・・・・・・・・・・・・・・・・・小畑精和・・28
基地の中から見た「二月革命」・・・・・・・・・・・・・・・・・・松尾庄一・・31
靭・福島・中央市場(五)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・和田孫博・・52
「台風七二一八号」・・・・・・【小説・『不定形』創刊号から】・・和田孫博・・58
XI(1991)
モグラ男(一)・・ネゴヴァン・ラジッチ作・・・【小説・翻訳】・・小畑精和訳・1
ロレンスの小説作法管見・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・楠瀬健昭・・15
ドストエフスキー「おかしな男の夢」小考・・・・・○本を読む●・・松崎一平・・22
「おばあさんの川」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・樋口治男・・30
「家臥病牀児叫飢」―小浜雑記(二)―・・・・・・・・・・・・・・千葉真也・・35
僕と『とい』の仲間たち・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・和田孫博・・41
「変腕譚」「独り旅」・・・・・【小説・『不定形』第2号から】・・松崎一平・・47
XII(1992)
靭・福島・中央市場(六)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・和田孫博・・1
続ロレンスの小説作法管見・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・楠瀬健昭・・10
『やちまた』補正・・・・・・・・・・・・・・・・○本を読む●・・千葉真也・・22
『独り旅』の「山陰」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・松崎一平・・32
「独り旅」ほか・・・・・・【小説ほか・『不定形』第2号から】・・松崎一平・・37
XIII(1993)
泣くことの甘美―アウグスティヌス『告白』第四巻―○本を読む●・・松崎一平・・1
靭・福島・中央市場(七)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・和田孫博・・18
ホプキンス「人間の美しさ」について・・・・・・・☆詩を読む★・・楠瀬健昭・・24
雨月物語初踏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・千葉真也・・32
考えよう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【詩】・・・松崎一平・・43
XIV(1994)
上代の礼―古事記伝の背景―・・・・・・・・・・・・・・・・・・・千葉真也・・1
靭・福島・中央市場(八)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・和田孫博・・14
教師Aとその食客Tとの対話・・・・・・・・□日々の思索から■・・浅野清次・・24
○本を読む●
読書について―『告白』における《読書》から―・・・・・・・・・松崎一平・・27
情念と理性―混乱するコニー―・・・・・・・・・・・・・・・・・楠瀬健昭・・33
僕の100パーセント・・・・・・・・・・・・・・・・【小説】・・松岡弘二・・44
塔について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【詩】・・・松崎一平・・52
急流・・・・アンヌ・エベール作・・・・・・・・【小説・翻訳】・・小畑精和訳・56
XV(1995)
震災直後の三日間・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・和田孫博・・1
真淵を読むために―岩波思想大系本批判―・・・・・・・・・・・・・千葉真也・・20
書くことの価値
―アウグスティヌス『告白』第四巻第十四章・・・○本を読む●・・松崎一平・・35
バクスターとの和解・・・・・・・・・・・・・・・○本を読む●・・楠瀬健昭・・47
中国映画コロキアム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・上野隆三・・55
XVI(1996)
「モニカの見た夢」について・・・・・・・・・・・○本を読む●・・斎藤清二・・3
靭・福島・中央市場(九)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・和田孫博・・11
あたりまえのことをめざして・・・・・・・・・・・・・・・・・・・浅野清次・・21
こまった『大阪学』・・・・・・・・・・・・・・・○本を読む●・・千葉真也・・23
「私」と「小説」―『白き処女地』のことなど・・・・・・・・・・・小畑精和・・32
G・M・ホプキンズ「モリヒバリ」・・・・・・・・☆詩を読む★・・楠瀬健昭・・35
XVII(1997)
宣長と真淵―万葉集の「義之・大王」をめぐって・・・・・・・・・・千葉真也・・1
眞田範衞と灘中学校(一)―揺籃期―・・・・・・・・・・・・・・・和田孫博・・13
一九九七・夏・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【詩】・・・楠瀬健昭・・22
間違った肯定・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【小説】・・松岡弘二・・24
戦記(一)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【小説】・・松崎一平・・29
XVIII(1998)
サタンの誘惑・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・楠瀬健昭・・1
眞田範衞と灘中学校(二)―試練の昭和十三年―・・・・・・・・・・和田孫博・・8
真淵と宣長―雅俗・唐ぶり―・・・・・・・・・・・・・・・・・・・千葉真也・・15
失われた世界/夏の午後・・・・・・・・・・・・・・・【詩】・・・楠瀬健昭・・24
戦記(二)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【小説】・・松崎一平・・29
XIX(1999)
眞田範衞と灘中学校(三)―戦時を乗り越えての急逝―・・・・・・・和田孫博・・1
「わかれは、かくも甘い悲しみ」―『ロミオとジュリエット』を読む・楠瀬健昭・・14
晩年の真淵―『万葉考』『国意』など―・・・・・・・・・・・・・・千葉真也・・26
せんだんにあおばずく・・・・・・・・・・・・・・・・【詩】・・・楠瀬健昭・・37
戦記(三)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・【小説】・・松崎一平・・41
とい XX 2000
・ 『とい』の二〇年、または読者への御礼 ・・・ 松崎 一平 ・・・ 1
・ 『とい』の感想 ・・・ 荒井 洋一 ・・・ 6
・ 二〇号おめでとうございます ・・・ 大木 誠 ・・・ 8
・ 『とい』、一つの不思議 ・・・ 菅野 覚明 ・・・ 10
・ 「思いわずらうな」 ・・・ 堺 正憲 ・・・ 12
・ 『とい』総目次 ・・・ 15
・ 夢、追憶、そして幻想― 『われらが孤児なりしとき』を読んで ・・・ 楠瀬 健昭 ・・・ 25
・ 学校五日制・新教育課程への提案 ・・・ 和田 孫博 ・・・ 33