なつのひのきおく

 

やしきじゅうに

こだました

わらいごえ

なきごえ

かんせい

 

みみを

すませば

いまもきこえる

 

あそびつかれて

ひるねどき

かぜの

とおるおと

 

かいすいよくを

めざした

うみぞいの

どらいぶ

はてしない

かいがんせん

 

いまも

まぶたに

うかびくる

 

こぎだした

こぶねから

こおどりして

とびこむ

こどもたち

 

すなはまの

ぱらそるに

そよぐかぜ

 

あさせに

たわむれ

みつけた

はまぐり

 

そらをあおげば

にゅうどうぐも

 

いまも

のうりに

うかびくる

 

ゆうぐれ

にわに

ござむしろ

そらをあおげば

いちばんぼし

にばんぼし

・・・

やがて

まんてんに

ほしのはな

 

こどもらは

ゆめのなか

 

      * *

 

もう

なつのひは

すぎさった

 

ひたすらに

さかをのぼれば

おちてゆく

こぼれるあせが

はなのさき

 

いきおいに

みをまかせ

いっきにすべる

このさかを

 

ぼくは

かぜになる

 

なつのひは

ぼくのこころに

いつまでも

くすのせ たけあき

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